【第54回 2013.11.18】

30代前半が残す学生のすゝめ

投稿者:投稿者:細川 雄太(平成15年 情報学部 情報科学科卒)

良く言われるのは、学生は「時間があるけど、お金が無いよね。」ということ。これは確かにその通りだ。一方で社会人になったら、自然と何かを背負うようになるし、責任という言葉がついてくる。仕事や家庭などで時間のコントロールが難しくなる。だから、学生は「自由」だ。遊び倒しても良いし、バイトや研究に明け暮れても良い。全ては成長の過程、勉強なんだと思う。そして、可能性に満ちている。当たり前の事だけど、数年後の自分を作るのはその時の自分自身だったんだ、と今改めて思うよ。人は常に成長するんだね。私はその貴重な大学時代の記憶があまりないんだけど…。

一緒にバカやっていた連れの一人は、在学中に突然留学して英語が堪能になった後、企業に就職した。女友達の一人は、ベンチャーを興して社会人になった。(流石に、プロスポーツ選手になる人はいなかったかなぁ。) でも、色々あるよね。どんな過ごし方も大事なのは、自分自身で「こうなりたい」、「こうしたい」という強い思いを持っていること。その思いが強ければ強いほど、将来の自分に役に立つと思うんだ。それは大学卒業して10年以上経った私にも言えるんだけど…。それとできる限り、これが「できる」という領域・分野を沢山持っていること。趣味・特技と呼ばれるものでも構わないと思うけど、引き出しの多さは後々大きな財産になると思うな。この先、どんなシーンで役に立つか分からないことでも取り敢えず…、は悪くない、でしょ。先にも言った通り、歳を取ると時間と余裕が無くなってきて、自然と腰も重たくなる。現実は「しなければならない」が増えてくるんだよね。そして、こうやって昔を振り返ってしまう私はまだまだ未熟。嫌いじゃないけどね。

学生は楽しいし、未来は明るい。みんな、前向きに今を生きて、謳歌して下さいね。


リレーエッセイへのコメントを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

▲このページのトップへ