静岡県初の超小型衛星STARS-C(愛称はごろも)成果報告会を開催しました

2018/04/24
ニュース

 宇宙ステーションと地上をケーブルで結び人や物資を運ぶ「宇宙エレベーター」構想に向け、静岡大学工学部が開発・運用してきた超小型衛星STARS-C(愛称はごろも)が3月に大気圏に再突入し役割を終えたことに伴い、4月12日、同大学浜松キャンパスにおいて報告会を開催しました。
 同衛星プロジェクトは、静岡大学工学部機械工学科の山極芳樹教授と能見公博教授の研究チームが開発した超小型衛星STARS-Cを運用し、宇宙空間でエレベーターケーブルのテザーを伸ばし、宇宙エレベーターの実用化に必要な基礎データを集める計画でした。
 報告会では、プロジェクト責任者の山極教授から「実験の目的であるテザーが伸びた可能性があり、ミッションは半分成功した。大学衛星開発の基盤を静岡大を起点に築けた。」と報告がありました。さらに能見教授から「静岡大としては初めての衛星を完成させ運用し、通信もすることができた」と成果を述べました。
 今後は、すでに次期静大衛星の打ち上げを予定しており、STARSプロジェクトを継続し壮大な宇宙開発という分野の一翼を担っていきます。

成果報告をする山極教授(写真左)、能見教授(写真右)

成果報告をする山極教授(写真左)、能見教授(写真右)

成果報告会の様子

成果報告会の様子

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